帯の見え方
写真店などで撮影した綺麗なお写真は、修正無しでそのまま遺影に使いたいというご希望が多く寄せられます。
お着物で撮られたお写真を使用する際に気を付けたいのが、帯の見え方です。
よく使われる遺影の比率は下画像左のように、胸から上を使用してお顔がよく見える比率です。
しかしこの比率で作成すると、大抵の場合は帯が画面内に収まらなくなります。下画像のように背景とお着物が同系色の場合は、遠目から見た時にお顔だけがぽっかりと浮いて見えてしまう可能性があります。
そこで、多くの場合は比率を少し小さめにして帯を少しだけ見せたり、元写真の雰囲気を活かして帯全体まで入る比率で作ったりします。
その場合、並べて飾るご先祖さまとお顔の比率が合わなくなることがあるため、飾る場所に応じて数パターン作成するなどで対応しています。
洋服の場合でも、胸に着けた勲章まで全部見えるように作成したり、場合によっては足の先まで全身が写るように作成したりします。
遺影といえど必ずしもルールがあるわけではないため、ご希望をお伝えいただければ可能な限り対応致します。
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