美意識の違い・加工のやりすぎ
遺影写真を注文する際、「プロの技術におまかせすれば間違いない」と思っていませんか?
実際、どこの業者でもある一定のレベルに達した技術者のみ加工を行っている(はず)なので、技術面は心配しなくてもいいかもしれません。
気をつけなくてはいけないのが【美意識の違い】です。
一言で「きれいにしてほしい」と伝えても、どんな仕上がりを“きれい”だと感じるかは人それぞれです。たとえ加工のプロだったとしても、依頼者の希望が把握されていなければ、想像とは全く異なる仕上がりとなってしまいます。
一例がこちら。
原本の雰囲気を生かしつつ、気になる部分だけきれいにしてもらうつもりだったのに、
・日焼け肌を色白に!
・唇を血色よく!
・目は大きく見えるように黒を濃く!
・シワは薄い方がいいね!
と、加工者が自分好みに修正したところ、背景や服とアンバランスの小綺麗な仕上がりになってしまいました。または仲介の葬儀社によって誤った希望を伝えられ、加工をやりすぎてしまう場合もあります。
(場合によっては「やりすぎ」の写真が選ばれることもあります。)
修正箇所が多くなればなるほど原本の雰囲気からは離れていってしまうため、事前にどこをどの程度修正して欲しいかを伝えることをお勧めします。
スタジオムスビでは、基本的には原本の雰囲気から離れすぎない加工を心がけています。そのため、指示がなければお顔の目立つ傷跡やシミ・シワなども修正しない場合がありますので、気になる部分があれば何なりとお申し付けください。
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